つまり。ハン・ソヒ主演の話題作「マイネーム」
内容は復讐が大きい作品なのですが、タイトル「マイネーム」には何か意味があるのでしょうか?
どのような意味なのかも気になりますよね!
実は違うタイトル予定だったとの噂もありますので調査してみました!
本記事ではマイネームというタイトルがつけられた経緯や意味について解説していきます。
マイネームの意味:色と名前
マイネームに出てくる色がシーンごとに違うことの意味、マイネームというタイトルの意味について見ていきましょう。
色に関連する意味
マイネーム1話に出てくるチェ・ムジンの建物の入り口は黄色なのに対し、最終話では赤色に変わっています。
また、1話で主人公が初めて登場するシーンでも黄色の照明でしたが、最終話で主人公が出ていくシーンでは赤い傘と服が出てきます。
ストーリーの終盤でユン・ジウは警察と組織に追われ、ピルトと逃げていましたが、行き着いた先が海辺の倉庫でした。
そこでオヘジンではなく、ジウとして生きる決意をしましたが、ピルトまでもムジンに殺されてしまいます。
海辺でのジウとして生きる決意を海の青で表すならば、最後は正反対である赤で表現しているのではと思われます。
赤い傘と服はオヘジンだけでなく、ジウという名前さえも捨て、新しい名前を探すことになるということを意味しています。
タイトルの意味
タイトルについてですが、父親の敵が誰なのか探す主人公の人生と繋がると言えます。
父親は警察で敵がムジンならば主人公の名前はソン・ジウですが、もし父親が組織の組員で敵がギホならば敵を討つためにオ・へジンとして生きることになったでしょう。
つまり、本当の敵が誰かによって、本当の自分が何者なのか変わることからタイトルがマイネームではないかと推測できます。
更に同じ麻薬捜査官であるピルドが、主人公に「名前はなんだ」と聞くシーンがありますので、タイトル「マイネーム」に繋がるのではないでしょうか。
マイネームの結末の意味:名前が象徴するもの
#マイネーム 完走。あまりの面白さになんと一晩で視聴完了。ソヒちゃんの瞳が復讐の色に変わる時のドキドキ感がたまらない。ずっと彼女に目が離せませんでした。最後までムジン会長推しではありましたが梨泰院クラスで憎しみしか残らなかったアン・ボヒョンさんにまんまとやられました。韓国ドラマ最高 pic.twitter.com/RFt0ydDwtP
— ℴℴ (@_lune_et_ciel_) October 21, 2021
ジウは高校生の時に左胸に名札をつけていますが、騒動があった後に名札を外して学校を飛び出しました。
その後オヘジンとして生きることになった主人公はムジンの仲間として左胸に入れ墨を入れました。
そんな主人公は遂に真実を知ることになります。
本当の敵がムジンだと知った主人公が初めにとった行動は胸の入れ墨を消すことであり、6話のエンディングシーンでもあります。
このように名札や入れ墨はそれぞれ違う名前で生きている象徴であり、重要なテーマです!
マイネームの結末の意味:鍵が象徴するもの
5話の中盤で主人公の夢に出てくる、開かないドアとエンディングに出てくる2つの鍵には意味があります。
まず1話でジウは家を出ていく前に、少しためらってから鍵を持っていくシーンが出てきます。
ジウがためらった理由は父親と一緒に住んでいた頃には、娘が出ていけば父親がドアを閉め、帰ってくれば開けてくれていたので鍵を持ち歩く必要がなかったからです。
もうジウが一人になってしまったことを表しているとも言えますよね。
つまり、青い鍵はドアが開くことを願う、父を愛する娘の心を表しているのです。
マイネームの結末の意味:ドアが象徴するもの
#マイネーム
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“全てを失った日”
・鍵が折れる演出は監督のアイデア
→犯人がジウを生かした理由が成立
・「잠깐만(ちょっとまって)」は無意識に出た言葉
・このシーンのディレクションは「ドアを開けて外に出る」のみ。ナイフを握る父の姿が嫌ですぐに手から離してあげた pic.twitter.com/CjRNkgIuIb— 夛 (@qqs10ve) October 26, 2021
反対に、娘も一緒に死んでしまうのではないかとドアが開かないように最後まで握りしめていた鍵は、娘の無事を願う父の想いを表しています。
夢の中ではドアが開き父に向かって飛び出すシーンがありましたが、父が殺された日にドアが開いてくれたらよかったと思う、父親を助けたい娘の愛ですよね。
夢に出てくる海辺の開かないドアは、この主人公の切実な思いを例えているのでしょう。
また、その海辺で娘を残し振り返りもせず海へ向かっていく父の後ろ姿は、娘には死なずにただ海辺で静かに暮らしてほしいという父の思いを表しているのかもしれません。
実際に生きている頃に済州島とかで暮らそうか?と話していたシーンがあったので、夢とつながりますね。
マイネームの結末の意味:死の伏線
映画やドラマでは死に対する伏線が盛り込まれているものが多いです。
マイネームにも伏線は登場します。
1話でムジンは、父親を殺したのは自分だと思えと言い、ジウに自分の首を刺せと言うシーンが出てきます。
最終話では1話のシーンと同じように、ジウがムジンの首を刺し、仇を討ちました。
まとめ
マイネームは淡々とストーリーが進む中でジウが見た夢に多くの思いが詰まっていたことが分かりました。
ちなみにマイネームの前には「アンダーカバー」という題名の予定だったそうです。
しかし既に同名の作品があったため、マイネームになったそうですよ!
マイネームに変えても意味がしっかり込められていて8話で終わるのがもったいない作品でした!