人には大きく怒りっぽい人とあまり怒らない人がいますよね?
一般的に両者の違いは、育ちや性格が挙げられるでしょう。
怒らない人になりたいけど、育ちの環境は変えられないですよ…。
怒りっぽくない子供に育ててあげたいです。
何から始めたらいいのかわからないんですよね…。
怒るというのも大切な感情の一つですが、怒り・悲しみ・ストレスと少しネガティブですよね…。
でも、できることなら穏やかで怒らない人になりたいと思う人がほとんどですよね。
この記事では、怒らない人の特徴や心理状況や、怒らない人になるためのコツもご紹介します!
怒らない人の6つの特徴
怒らない人と言っても様々な性格や特徴、心理状況があります。
全ての人に該当するというわけではありませんが、一例をご紹介します。
ポジティブ思考
明るくいつも笑顔溢れるポジティブ思考な人は、怒らない人の特徴でもあります。
肯定的に物事を捉え、幸福感や自己肯定感も持つ方も多く、周りを明るくさせてくれるでしょう。
そのため、人からの信頼度も高く人気者な人も多いでしょう。
また、小さなことなども気にしない器の広いタイプも当てはまります。
平和主義
人と争ったり、ケンカを嫌う平和主義者は、怒ったり人とのトラブルも避ける方もいます。
ケンカの仲裁であったり、人の意見を尊重し平穏な空気感を作り出そうとします。
もちろん怒りの感情が沸いたとしても、人間関係を崩すようなことをしたくないことが真っ先に出るので感情を落ち着かせようと努めます。
精神的に落ち着きや余裕がある
精神的に落ち着きがある人は怒ることをあまりしません。
様々な経験をした中で、怒っても何か物事が良いように進まないと冷静に判断ができます。
どんな状況になっても気持ちに余裕を持たせる精神力があるでしょう。
怒りの感情が沸いている人にも落ち着いて話しを聞いたり、自分の意見もゆっくりとしたトーンで話し、ケンカをするというよりも話し合いをしようと空気を作ることもできます。
視野が広く主観的に物事を捉えない
全てのことに対して主観的に物事を捉えない人は、怒らない人の特徴でもあります。
人の意見を素直に受け入れられる性格も多く、視野が広がるからこそ意見の食い違いが起こったとしてもイラっとしたりすることないでしょう。
また「人は人」「自分は自分」と、いい意味で干渉し過ぎない人も当てはまるでしょう。
人に期待や執着しないあっさりした性格も多いようです。
気持ちをコントロールできる
自分の感情をグッと抑える気持ちをコントロールできる人も多いです。
これまで紹介したタイプの多くには、これができる人も多いのでしょう。
もちろん怒らない人も人間ですから、「怒り」や「苛立ち」の感情が一切ないということはありません。
しかし怒っても何も良いことがないことわかっているからこそ、人と楽しい時間や趣味の時間など、自分が心地よい時間を過ごすことでストレスやフラストレーションの解放も自然にできるのです。
怒れない
怒らない人の中には、怒らないのではなく「怒れない」タイプの人もいます。
自分が怒りっぽい人と思われたくないと感じる周りの目が気になるタイプもいますし、自分自身が怒られた経験から不安や恐怖心、その空気感から逃げたいと思うタイプもいます。
我慢しやすいことや、怒る感情が悲しみに変わる人もいます。
怒らない人の特徴や心理も様々ですが、周りの怒らない人に当てはまることがあったりしませんでしたか?
>>関連記事:本当に強い人は戦わない!6つの特徴や心理状況とは?
怒らない人の育った8つの環境や経験
怒らない6つの特徴をご紹介しましたが、育った環境によって大きく影響した方もいれば、経験を積み性格や精神面に変化が生まれた方もいるのでご紹介していきます。
家族の影響
怒らない人が育つ環境で大きく影響するのは、家族と言えるでしょう。
両親だけでなく、祖父母など怒るタイプが少ないことや肯定的な発言により、穏やかな性格、明るく自己肯定感が高い人に育つのでしょう。
もちろん育っていく中で怒られた、怒った経験はあるでしょう。
怒るということは自分の感情を相手に攻撃的にぶつけることにもなるので、例え怒ったとしても理由や経緯などを話し合う時間に重点を置くことで物の見え方が変わるのです。
そのため、怒らない人の家庭環境は明るく仲の良い関係性が築かれていることも多いです。
精神的な成長
家庭環境は変えることができなくても、日々の経験から精神的に強くなっていく人もいます。
怒る時間に費やすよりも落ち着いて話すことや忍耐力、精神コントロールを身に着けていくことで怒りにくくなってきたという人も多いです。
気分の浮き沈みの差を減らし、明るくしていることで、セロトニンやドーパミンが分泌され気持ちが安定されます。
日頃から体を動かしている
日頃から体を動かしている人も怒りにくくなります。
全身に酸素や血流が巡ることで、快感や高揚感、多幸感などを得ることができます。
運動内容にもなりますが、ストレスの発散や忍耐力、精神統一など様々な効果もあるのです。
自己肯定感
スポーツでも趣味や勉強、大きな仕事など何か達成することで自信に繋がりますよね?
何かを達成する強みを持つと自己肯定感が高まり、心にも余裕ができ怒りにくくなる人もいます。
小さなことを積み上げてきた人、大きな出来事を乗り越えた人様々ですが自己肯定感が高まると、人のことも肯定的に見ることができます。
日頃から言葉遣いもプラス要素になることを自然と発したり心がけることをしている人も多いです。
物事を最後まで解決する
物事を途中で放棄したり、中途半端にすることが苦手とする方は忍耐力がありすぐに感情的になりません。
例え誰かとケンカしたとしても、仲直りしたり分かり合えるまで話すこともできます。
怒っても何も解決しない、中途半端に投げ出したり逃げないストレートで正直者が多いのでしょう。
ここまでは、育った環境やポジティブ要素から怒らない人として人格を形成した方が多いですが、嫌な経験などから怒らない性格になった人もいます。
怒る人を反面教師とした
怒る人が周りにいて、その人へ好感度の低さや場の空気感から「怒る人=嫌われる」と感じることで怒るということをしなくなった人もいます。
怒る人との関係を避けたり、怒る人の感情をサラッとかわすことも身につけ、自分にとって心地の良い環境を作り出す人もいます。
諦めや感情を抑える
他人に対して期待をしたり、人の性格を変えることはできないと思っている人もいます。
そのため、例え裏切られる行動や嫌な発言をされたとしても「そういう人だから」と感情を抑え一種の諦めから怒りも感じにくくなるようです。
怒るエネルギーをその人に向けることすら、無駄だと感じているのでしょう。
怒られ過ぎた経験
誰かに怒られ過ぎてきた人は、恐怖心や不安感を抱きます。
精神的苦痛を味わった人は、怒る感情を抑えたり、人との関わりを慎重になる人もいます。
同じような経験をさせたくないという優しい気持ちや自分のイメージを悪くしたくないと思う人もいます。
ただ、この経験は両極端な面があり怒りっぽくなったり、悲観的になってしまう人もいるのも事実です。
良い環境で育った人や良い経験をした人もいれば、日々の嫌な経験や人の行動から学び、それを生かして怒らない人になった方も多いのですね!
もちろん「怒る」という感情がないことはありません。
怒りの感情が沸いたとしても、感情をむき出しにせず伝える言葉選びや伝え方など冷静な判断や感情コントロールがとてもうまいので怒っているようにも感じられないので受け取る側は嫌な思いにもなりにくいのです。
>>関連記事:周りを不幸にする人の7つの特徴!どんな付き合い方や対処法がある?
怒らない人に変わることはできる?
なるべく怒らないようにしたいけど、家庭環境や周りの環境を変えられないし、そんな人にどうやってなれるの?と思う方もいるでしょう。
しかし、ちょっとしたコツや努力で今よりも少しずつ変わることもできます。
怒りの感情を抑えやすくする方法の一例をご紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
日光浴
日光浴をすることで幸せホルモンとなる「セロトニン」が分泌されやすくなります。
また、体内でビタミンDが作られやすくなることから、免疫機能を整えたりします。
日焼けが気になる人も多いかと思いますが、日本人の約半数がビタミンDが欠乏していると言われています。
日焼け止めを頻繁に塗る、日傘や日焼け予防のグッズの使用は世界的に見ても日本はトップクラスです。
美白の維持はいいことですが、がんやうつ病、統合失調症などの精神障害もなりやすくなります。
またここ数年の間にリモートワークをするようになった方で、実際にストレス度が高まった方やうつ病になった方もいるようです。
熱中症や日焼けによる皮膚へのダメージもありますので無理にとは言いませんが、1日10分程度でもいいので日光浴をしてエネルギーチャージをしてポジティブな精神を与えてもらってもいいのではないでしょうか?
月光浴
月光浴にも日光浴とはまた違う良い効果があります。
月の光には心と体を癒し、静めてくれる力があるようです。
日中起こったことで怒りやフラストレーションがあって眠れないという方は、ぼーっと月の光を見て深呼吸してみて下さい。
毎日違う表情を見せてくれる月の変化も面白みがありますし、リラックス効果は抜群でしょう。
自然や動物と触れ合う
太陽、月、自然や動物からもたくさんのエネルギーをもらうことができます。
公園でふらっと散歩してみたり、少し遠出して山や川、海などもいいでしょう。
開放的になれることや、自然に触れると心が穏やかになります。
また、動物にも癒しのパワーは絶大です。
ドッグセラピーは有名ですよね!
ご自宅に動物がいなければ、動物園・水族館・猫カフェなどなどお好きな動物に癒しと笑顔をもらうといいでしょう。
適度な運動
体を動かすことも日頃から行ってみて下さい。
もしできれば朝散歩したり、ストレッチやヨガなどもおすすめです。
朝から体にしっかり酸素を入れ、血流を良くすることで活力ある一日を始められます。
また、カラオケなど大きな声を出すことでスカッとでき気分転換にもなるのでおすすめですよ!
食生活の改善
実は、食生活も怒らない人になるポイントになります。
特に気を付けたいのは「砂糖」です。
甘いものを取り入れすぎると血糖値の急な上昇により一時的に体が元気になるのですが、糖分が減ることで疲れやすくなったりイライラしやすくなります。
甘いものやエナジードリンクなど少し減らしてみて下さい。
もし少し疲れたなと思ったら、天然塩である岩塩などほんの少し舐めてみて下さい。
日本人に不足がちなミネラルが得られます。※食卓塩などの化学的な塩はNGです。
そして、和食の基本「まごはやさしい」を心がけてみたり、新鮮な旬の野菜などからエネルギーを得られることもできます。
質の良い睡眠をとる
質の良い睡眠をとることも大切です。
睡眠不足による疲れは、イライラの原因にもなります。
また、寝る2時間前くらいからデジタルデトックスしましょう!
スマホやPCは毎日使うので、ブルーライトからの疲れや電磁波の影響から少しでも解放されると良い睡眠に繋がります。
リラックスして質の良い睡眠を取ることで自律神経も整っていきます。
朝から笑う
その日の始まりが笑顔でスタートすると、気分も良く、周りにも良い影響を与えます。
明るく「おはよう!」とあいさつするだけで雰囲気がパッと明るくなります。
もし、疲れ気味で起きたり、朝の番組で今日の占いが最下位だったとしても自分の機嫌は自分でとってみて下さい。
一日一善or一日の中で良いものに目を向ける
一日の中で何かいいことをしたり、ポジティブにものを捉えてみて下さい。
人に親切にすることやいい言葉をかけると、自分も周りも気分が良くなります。
例えば苦手な上司がいても、「今日のネクタイ素敵ですね!」と言えるくらいの余裕がある人になっていきますよ。
自分が発した言葉や行動は、自分に返ってきます。
視野を広げて前向きになることで自己肯定感も高まるなど良い効果が生み出されます。
怒らない人って結構こういうことをサラッとしていませんか?
心理トレーニング
「アンガーマネージメント」という言葉をきいたことはありますか?
いわゆる心理トレーニング。
感情のコントロールを身につけていく方法になりますが、実際に世界中で取り行われているのです。
衝動や思考のコントロールなどトレーニングすることでしっかりとした結果が得られます。
日本アンガーマネジメント協会や学習講座などでトレーニング方法を身につけることができます。
本格的にやってみたい方は是非挑戦してみるのもおすすめですよ!
怒りにくくなることで自分自身のストレスも軽減させることに繋がります。
ポジティブな気分を保つこと、精神力を鍛えることで感情のコントロールができるようになると生き方さえも楽になるのではないでしょうか?
また、現在子育て中の方にとっても自分自身だけでなくお子様にとっても良い影響を与えるでしょう。
是非できることから試してみると良いでしょう。
まとめ
怒らない人の育った環境や特徴、心理を紐解いてみると周りの人の良い影響や自身で物事の判断をする努力から生み出されているようですね!
怒らず穏やかで広い心を持つことは自分自身にとってメリットもたくさんあります。
1つずつできることから始めてみてはいかがでしょうか?