韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々』は、見られていますか?
このドラマは、コン・ユ演じるトッケビという妖怪が、高校生の女の子キム・ゴウンと恋におちるという物語なのです。
では、ドラマにでてくるトッケビとは、どんな存在なのでしょうか?
また、トッケビという言葉には、特別な意味などあるのでしょうか?
本記事では、韓国の実社会の中ではトッケビとはどんな存在なのかと言うことや、トッケビの意味するものに情報をまとめました。
トッケビ とは?韓国の社会の中ではどの様な存在か
韓国では、「トッケビ(도깨비)」とは、「鬼」のことをさすようです。
引用元:朝鮮語読本
しかし、日本の文化の中での鬼という存在と、韓国の文化の中でのトッケビの存在は、全然違いますよ!
日本で鬼と言えば、人間に危害を加える存在で、地獄で亡くなった人間の魂を喰らう獄卒として描かれていますね。
見た目は、金棒を持って、青や赤色の顔で角があって、人間より体が大きく。。。。
ですから、日本の中での鬼の存在は、感情的には恐怖や、不安などを与える存在として描かれています。
しかし、韓国での「トッケビ」のイメージは、民間信仰の対象として、恐怖を与える存在ではなく、善行をおこなう人々には幸福や富を、悪行をする人には不幸を与える存在とされていたようです。
トッケビは、人間でもなく、神になりきれない妖怪と精霊の間のような存在なんですって。
だから、怖いというよりは身近な存在だそうで。
どちらかというと精霊というようなイメージで、ディスニー映画にでてくるジニーのような存在というのが近いようです。
トッケビ という言葉には意味があるのか?
前の章では、韓国社会でのトッケビという存在について、話をしましたが。トッケビという言葉自身になにか意味があるのでしょうか?
トッケビの語源はどうも、朝鮮王朝初期の世祖の時代の『ドトカビ』ではないかという説があります。
それで、朝鮮王朝の中世にはトッケビという言葉に変化したらしいのです。
また、トッケビという言葉自体にも「人型妖怪」、あるいは人間なのに、人間ではない神秘的な存在という意味があるんですって。
朝鮮の過去の歴史から、現代の韓国に発展していく中でも、トッケビの存在が鬼や精霊として、韓国の文化に根付いていることがわかります。
トッケビ とは?ドラマ『トッケビ 〜君がくれた愛しい日々』の中での描かれ方
ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々』では、トッケビ役をコン・ユが演じていますが、ドラマの中でトッケビ はどんな存在なのでしょうか?
また、ドラマではトッケビの花嫁という存在もでてきます。
では、トッケビの花嫁という存在は何でしょうか?
ドラマ『トッケビ 』の中でのトッケビについて
ドラマの中でのトッケビは、不慮の死を遂げた武将が、神の力によって“不滅の命”を得た者として描かれいますので、善良な妖怪とでもいいましょうか。
もちろん、不滅の命を得ただけでなく、瞬間移動をしたり、死にそうな人間を助けたりなどの妖力(能力)ももっています。
なので、人間社会に存在していて特殊能力を使って良いおこないをしている妖怪ですね。
まさしくジニーのような存在。笑
まあ、コン・ユが演じているので見た目も、インスタの画像どおりで麗しい美男として描かれています。
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ただ、ドラマの中では、長く生きすぎていて、トッケビ(コン・ユ)は孤独感から自らの死を求めているんですね。
ドラマ『トッケビ 』でのトッケビ の花嫁とは?
トッケビ は神から永遠の命をもらっているので、簡単に死ぬことはできずにいます。
トッケビに死を与えることができる存在、それが、トッケビの花嫁(キム・ゴンウ)なんです。
また、トッケビの花嫁だけが、遠く離れた場所にいるトッケビを呼ぶ力も持ち合わせているんですよ!
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だから、トッケビは自らの死をもとめて『トッケビの花嫁』を探しているというようなあらすじです。
まぁ、ドラマのストーリーとしては、トッケビの花嫁と恋におちてしまうわけで。
トッケビの花嫁から殺されるという死を選ぶのか?はたまたトッケビの花嫁との愛を選ぶのか?という選択がドラマのテーマなのです。
トッケビ とは?トッケビが描かれた他の韓国ドラマは?
調べてみてもトッケビ(도깨비)そのものが描かれている他の韓国ドラマは、みあたらないのですが、トッケビとは、また別の妖怪が現代韓国社会で活躍するドラマはたくさんありますよね。
それも、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々』と同様でラブストーリーとして、主役もしくは、主役の恋のお相手として描かれるケースが多いです。笑
以下にざっと、妖怪や精霊が登場する韓国ドラマ作品をあげてみましょう!
『九家の書 ~千年に一度の恋~』
主役のイ・スンギが、山の神獣(妖精に近い存在)として描かれていました。
これも、ラブストーリーで、人間のスジと恋におちてしまうという設定でした。
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『花遊記』
イ・スンギが、妖怪(孫悟空)として描かれていて、人間社会で特殊能力を使って人を助けていましたね。
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『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』
シン・ミナが韓国の伝説の妖怪クミホを演じ、人間の男性(イ・スンギ)と恋におちちゃうラブストーリーとして描かれていました。
ここまでがイ・スンギが、妖怪、もしくは妖怪に恋をする役として登場するケースが多いですね。笑
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『ハベクの新婦』
ナム・ジュヒョク演じる水の国の精霊<ハベク>が、人間の女性のシン・セギョンと恋におちるラブコメでしたね。
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『星から来たあなた』
李氏朝鮮の時代から地球に住みつく宇宙人役のキム・スヒョンが、芸能人の女性チョン・ジヒョンとの恋を描いた、ラブコメです!
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『魔女の愛』
3人の魔女が、行列のできるクッパ食堂をきりもりしているのですが、魔女の一人ユン・ソヒが、金持ちでのイケメン男性ヒョヌとの恋におちてしまうという、これもラブコメですね。
まとめ
韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々』にでてくるトッケビについて、トッケビとはどんな存在なのか?ドラマの中での描かれ方、韓国の実社会での存在や、他ドラマの中での描かれ方などについて情報をまとめました。
それにしても、韓国ドラマ では、様々な妖怪が人間との恋におちるという、一見あり得ない設定をされているドラマが多いですよね。笑
しかし、韓国ドラマの<人間社会に溶けこんでしる妖怪と人間の恋>といった現実ばなれした設定の数々のドラマが、多くの日本人の視聴者の心をつかんで夢中にさせちゃうんですよね。
むしろ、この現実ばなれ感が、ドラマに没頭させてくれて良いのかもしれませんね。笑
トッケビ について各種記事を掲載しています。
『トッケビ 』のOSTについてまとめている記事です。
『トッケビ』 の死神についてまとめた記事です。
『トッケビ』 の死神の部屋ついてまとめた記事です。